【転載】 ALIVE-news ◆オオタカ 種の保存法からの指定解除に関するパブコメ

[ALIVE-news]より転載です。


非常に興味深い内容でしたので。
身近でないだけになかなかこうした情報は得られないものだなと思いました。
エキゾ好きとしては、是非知っておいていただきたい内容です。


-----* 転載、ここから *-----


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◆ ALIVE-news ◆オオタカ 種の保存法からの指定解除に関するパブコメ┃2013.06.28
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度々のメールで失礼致します。

現在、環境省が、オオタカの国内希少野生動植物種(種の保存法)からの指定解除を検討するとしてパブリックコメントを実施しております。

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オオタカの国内希少野生動植物種(種の保存法)からの指定解除の検討に関する意見の募集について(パブリック
コメント)(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/16718.html
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ALIVEからは、以下の意見を提出いたします。

短くても構いませんので、多くの方々に解除反対の声を届けていただきたく存じます。

パブリックコメントの募集期間は7月2日(火)までと、時間が限られておりますが、何卒よろしくお願い申し上げます。


-----------------以下、ALIVE提出意見------------------


オオタカの国内希少野生動植物種(種の保存法)からの指定解除の検討に関する意見

1・意見の要約

密猟や違法飼養等の事例が数多く見られる、特殊な人為的環境にも置かれている希少種であることを踏まえ、オオタカの国内希少野生動植物種からの指定解除に反対する。生息数等の科学的データだけではなく、オオタカを巡る社会的な状況・背景も考慮されるべきである。


2・意見及び理由

<意見>
オオタカは、他の希少種と比較して、違法な捕獲・飼養の事例が多いことを考慮し、国内希少野生動植物種からの指定解除は行うべきではない。同時に、鳥獣保護法において、タカを使用した猟法(以下・鷹狩)を取り締まることが必要である。

<理由>
 ほぼ毎年のように報道される全国各地での「オオタカの違法飼養」には、鷹狩愛好家(自称・鷹匠)が絡んでいることが多い。鷹狩愛好家によって形成される団体(NPO法人含む)も複数存在し、特に若い世代が増えているという特徴がある。また、鷹狩愛好家の団体と動物取扱業者は密接につながっており、違法捕獲や違法譲渡・飼養を促す温床にもなっている。一羽数十万円以上で取引されるオオタカを飼養する愛好家にとって、鳥獣保護法における罰金100万円以下は、違法捕獲や違法飼養の抑止力にはならない。環境省は、平成20年に「オオタカ識別マニュアル」(編集・制作:財団法人 山階鳥類研究所)を発行した経緯の中で、外国産亜種と偽って日本産亜種オオタカを飼養している事例が多いことを認識していたのではないか。種の保存法の改正により、罰則が強化され罰金の大幅な引き上げが行われたのであれば、余計にオオタカを種の保存法の対象種から外すべきではない。
 海外(ロシアやウズベキスタン等)から輸入されるオオタカや国内繁殖されたチョウセンオオタカが多く流通しているにもかかわらず、日本産亜種のオオタカが珍重される理由として、「網掛け(網懸と呼ばれる)で捕られた若いオオタカが、狩りの成績がよい」という話がある。雛から育てたオオタカは、馴れすぎてしまいあまり獲物をとらないということで、ある程度成長したオオタカを密猟し調教することが行われる。この調教も過酷なもので、動物福祉の観点からも容認できるものではないことも付記したい。
 また、「鷹狩は日本の伝統である」「害鳥駆除に鷹狩は有効である」等の理由付けを行い鷹狩を肯定する愛好家の中には、「輸入されたオオタカは逸走時に生態系の遺伝子撹乱を起こす恐れがある」という理由で「日本の伝統である鷹狩りには国産のオオタカを使うべき」と主張する者もいるのも事実である。鷹狩は、3年前に「ユネスコ世界無形文化遺産」に指定されているが、これを活用して鷹狩を普及させようという動きも見られる。
 鷹狩は、非法定猟法であり、現在の鳥獣保護法では何の規制もない。狩猟免許等も存在しないため、誰でも自由に鷹狩を行うことができる。中には、禁猟区や河川周辺の公園内、公衆の面前などで鷹狩を行い、問題となるケースも報告されている。鷹狩愛好家によって形成される団体(NPO法人含む)も複数存在し、全国における鷹狩愛好家の人数は把握できないが、相当数にのぼると思われる。
 今後も、オオタカの捕獲圧(違法)が減少することは考えにくく、このような特殊な背景を踏まえて国内希少種からの指定解除は行わないと同時に、鳥獣保護法においても鷹狩を取り締まることが必要である。

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<意見>
オオタカを国内希少種から指定解除しないという条件で、鳥獣保護法第三条に基づく「鳥獣の保護を図るための事業を実施するための基本的指針」における傷病鳥の扱いや救護ボランティアに関する項目を改訂し、オオタカのような国内希少種の個体識別措置や個体の追跡調査を行うことを自治体に義務付けるべきである。
 同時に、種の保存法において、国内希少種にも登録票を設けることが望ましいと考える。

<理由>
 2012年11月より、全国の都道府県を対象に行った「全国の鳥獣保護員ならびに傷病鳥に関するアンケート調査」(全国野鳥密猟対策連絡会・NPO法人地球生物会議)により、以下の点が明らかになっている。

・傷病鳥獣の救護ボランティア制度を設けている自治体は、約53%にのぼる。人数として、全国で約1200名、このうち約71%が公募である。「種の保存法の対象種」をボランティアに委託したことのある自治体は、ボランティア制度を有する自治体の50%であり、過去五年度内で突出して多かったのは、オオタカ54羽(7自治体)次いでハヤブサ33羽(8自治体)であった。

・傷病鳥として保護された個体の追跡調査や確認等を行っている自治体は、全体の49%に過ぎない。その内訳として「放鳥する場合、日時と場所の報告を義務付ける」のは11自治体、「放鳥する場合、立会いを行う」が3自治体、「種の保存法の対象種である場合、定期的な報告を義務付ける」自治体は皆無であった。
 その他として「種の保存法の対象種について、放鳥する場合立会いを行う」自治体もあった。(愛知県)

・保護された傷病鳥の個体識別について、「行っていない」という回答が殆どで84%にのぼる。一方で「全ての傷病鳥に行う」という自治体(神奈川県)、「終生飼養する個体のみに行う」ところが3自治体あった。

 救護ボランティアは、多くが公募であり(中には「自薦」という自治体もある)、この中には動物取扱業者や鷹狩愛好家も含まれる。傷病鳥として「野生復帰できない」と偽り、実際には鷹狩の現場にリハビリと称して連れてくるケースも報告されている。個体識別措置や追跡調査が徹底されていないことが、オオタカやハヤブサ他国内希少種の一見合法的な潜在的違法飼養を助長することにつながりかねない。
 さらに、種の保存法において、登録票(自然環境研究センター発行)が必要とされているのは、国際希少種の中でも「ワシントン条約附属書Ⅰ掲載種」(別表第2の表2)であり、二カ国間渡り鳥保護条約/協定に基づく種(亜種)(別表第2の表1)、また国内希少種(亜種)(別表第1)については登録票は存在しない。登録票がないことを悪用し、「傷病鳥で保護した個体である」と偽り、密猟が疑われる個体を飼養していることもある。現在、傷病鳥として保護され終生飼養になるオオタカ等の国内希少種は、環境省の地方事務所に届け出るのみで、登録票や足環の装着義務がないことも大いに問題視されるべきである。

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<意見>
 国内希少種の指定だけでなく、レッドリストの種の選定・評価においても、検討会委員に選ばれた一部の専門家に限らずに、他の学識者や市民団体等の声を反映できるような仕組みづくりが必要であると考える。

<理由>
 オオタカが、第3次(平成18年)レッドリストにおいて準絶滅危惧種(NT)にランクダウンし、第4次(平成24年)においても準絶滅危惧種(NT)であったことが、今回の指定解除の検討の背景であるということだが、全ての自治体においてオオタカが「増えている」という正確なデータは示されていないのではないか。
 第4次レッドリストは、平成24年8月末に公表されたが、準絶滅危惧種(NT)であったヤマネがランク外になり、絶滅のおそれのある地域個体群(LP)であった夕張・芦別のエゾナキウサギが準絶滅危惧種(NT)になっている。ヤマネについては、長年にわたり調査を行っていない自治体(福島県等)もあることがその後判明している。夕張・芦別のエゾナキウサギについても、現地調査を継続して行ってきた研究者のデータが反映されていないという事実がある。
 選定・評価を行う検討会の委員だけではなく、地域で調査を行う研究者や市民団体、他の学識者の意見を正確に反映させることが、レッドリスト策定に必要ではないかと考える。また、レッドリストの選定・評価委員会の議論内容や経緯等も明らかにするべきである。
 オオタカは、乱開発を阻止してきた象徴とも言える存在であり、さらに、国内希少種に指定されてからも多くの市民や専門家が、密猟や違法飼養の問題に取り組んできた経緯もある。指定解除については、種の保存法、鳥獣保護法双方の法整備が十分ではない中で、行うべきではないと考える。

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以上


 
※転送・転載可です。転載・転送される場合は
[ALIVE-news]より転載と明記してください。




-----* 転載、ここまで *-----



“鷹匠”カッコいい!!!(≧∇≦) なんて思ってましたが、愛好家の中には“日本の伝統を重んじる”よりも単に“自分の欲望を満足させる”為だけの輩がいるんですね。
しかも結構悪質。
こういう輩が全体のほんの一部であると思いたいです。



珍獣の密輸入、密売が後を絶ちません。
そして、それがフツーにペットショップに並ぶこともあり、一般消費者はそれと知らずに買い求める訳です。

つい最近もスローロリスの密売で容疑者逮捕のニュースがありましたね。
シマリスも野生由来の子が結構入ってきているらしいし。
原産国と輸入元が同じ場合は要注意かも。

そういうものに加担しないよう注意したいものです。



─── 世界中の動物さんたちが幸せでありますように ───




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comment

Secret

No title

本来なら空を自由に飛ぶはずの鷹が
ふだんは重しをつけられ、紐で繋がれる・・・
その姿を普通に子供に見せる日本人は
もう動物愛護精神がなくなっているように思います。
昔本TVで見ましたが、野生の鷹を調教する場合には、
とにかく人の手からあげた肉を食べるまでは、
ご飯をあげないので、どんどん痩せていき、死ぬ寸前まで
いき、最後は服従します。見ていてとてもかわいそうでした。
この方面は詳しくないので、ALIVEさんの意見を少し
頂きながら意見を提出しました。

こういうことで意見を出す時に、りっぱなことを書かないと
いけないというプレッシャーで、個人だと躊躇する方が多いですが
とにかく嫌なら、嫌です。反対です。と送って欲しいです。
根拠はALIVEさんの意見を指示して・・だけでもいいのでは?
と思います。またうるさい人になってしまいました(汗

★Bellyさん

えぇっ!?
もう意見を出したんですか!!?
Bellyさんの行動力にはいつも尊敬しちゃいます。
転載記事の中で「調教が過酷」と言っているのはそう言うことでしたか。
また一つ勉強になりました。ありがとうございました。
やっぱり野生動物はもっと規制強化すべきと改めて感じました。

数字のチカラ

いつもいろいろ情報ありがとうございます。m(_ _)m
「かわいそう」という感情論では伝わらない人にも、正確な数値による比較対象で、伝わるかもと、調べてみました。

環境省の
>最新の調査では関東地方とその周辺に5,818羽(95%信頼限界:3,398~10,392)が生息するとされた。

最大10392として、それが多いのか少ないのか。

北海道夕張市の人口 10,992人
福井県三浜町の人口 10,563人
和歌山県日高川町の人口 10,509人

自動車メーカーのダイハツ工業株式会社の社員数
単独: 11,217人 / 連結: 39,862人 (2013年3月末現在)

西新宿にある東京都庁の3つの建物(第一本庁舎、第二本庁舎、都議会議事堂)で働く職員数は12,700人程度。

2年ぐらい前の情報ですが、チリのチンチラ保護区内(42.29km2)のみの絶滅危惧種オナガチンチラ生息数は8000~10000とのことです。もちろん保護区外にも何箇所もコロニーが発見されています。ちなみにどれぐらいの面積かと言うと東京都練馬区の面積(48.16km2)よりちと狭い程度。

10392羽、私は十分希少だと思うのですが。
希少、と思った人は意見送ろうね~
私も後で送ります。

★Yumikoさん

こちらこそ、いつも的確なデータをありがとうございます。
転載記事には生息数が明記されていなかったけれど、指定解除できるほど増えたなんてこと絶対ないだろう!と思ってたんですよ。
さすが!Yumikoさん!!
その辺りきちっと調べ上げるんですもん。

そして、この記事にコメントが付くなんて思っていなかったので、関心を持つ人の目に留まって、記事をアップして本当によかったと思いました。
我が家のモフモフくんたち

げっ歯目のチンチラ、加奈ちゃんです。
2008年10月20日オランダ産 ♂カラー:ブラックベルベット
体重:679グラム(2017/6/3現在)


ジュウサンセンジリスのソニアちゃんです。腹壁ヘルニアをものともしない気の強いお嬢さんです。
2011年5月生まれ ♀
体重:285グラム(2017/4/15現在)


うさぎの薫くんです。開帳肢だけれど走るの大好き♪
2016年7月生まれ ♂
体重:880グラム(2017/6/3現在)


<<虹の橋を渡りました>>
ブルーデグーのティノくんです。撫で撫で大好きな甘えん坊さんでした。
2009年5月中旬オランダ産 ♂
2015年6月14日永眠


ゴールデンハムスターの靖睦くん(チカちゃん)です。後肢不自由でありながら歩くのが大好きな頑張り屋さんでした。
カラー:ロング ドミナントスポット シルバー系
2010年4月上旬生まれ ♂
2013年3月16日永眠


シマリスの輝(ヒカル)です。斜頸で回っちゃうけど元気で明るい男の子でした。
2011年2月生まれ ♂
リンパ腫で6か月の闘病の末
2016年8月6日永眠


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